ターゲットリストとは
サイトリターゲティングや、広告主様が独自で蓄積、分析をして作成したユーザーのリストを対象にターゲティングを行う場合、ターゲットリストの作成と設定が必要です。ここでは、ターゲットリストについて説明します。
ターゲットリストとは
ターゲットリストとは、広告の配信対象(または除外対象)とするユーザーを蓄積するリストです。
ターゲットリストには以下のユーザーやユーザーのリストを蓄積できます。
- 過去に広告主様のサイトを訪問したユーザー
- 基となるターゲットリストに含まれるユーザーの行動履歴と類似している行動履歴を持つユーザー
- アプリ内で特定のイベント(アプリ内におけるユーザーのアクションなど)が発生したユーザーのリスト
- 広告主様が独自で蓄積、分析をして作成したユーザーのリスト
作成したターゲットリストは広告グループに関連付けすることで、ターゲットリストに含まれるユーザーに広告を配信する、または広告の配信から除外するなどの制御が可能です。
ターゲットリストは、以下の5つの種別に分類されます。
- ヒント
- ターゲットリストは、1アカウントにつき合計400件まで作成できます(自動で作成されるターゲットリスト(デフォルト)、およびアカウント間共有で利用するターゲットリストを含む)。なお、ターゲットリスト(類似)およびターゲットリスト(カスタム)は、別途作成上限数が設定されています。
1.ターゲットリスト(デフォルト)
※新しい広告管理ツールでは「デフォルトリスト」と表示します。
ターゲットリスト(デフォルト)は、サイトリターゲティングタグを発行すると、自動的に作成されます。
サイトリターゲティングタグを設置したサイトを訪問した、全てのユーザーのリストです。
ターゲットリスト(デフォルト)の例
2.ターゲットリスト(条件)
※新しい広告管理ツールでは「条件リスト」と表示します。
条件を指定して、広告を配信する対象のユーザーをグルーピングしたリストです。
ターゲットリストには、条件種別を選択したうえで条件の値を設定します。
条件種別は「URL」「カスタムラベル」「参照元URL」「ページ種別」「イベント種別」「カテゴリーID」「商品ID」のいずれかから選択します。
各条件種別の詳細は以下を参照してください。
ターゲットリスト(条件)の例
3.ターゲットリスト(組み合わせ)
※新しい広告管理ツールでは「組み合わせリスト」と表示します。
ターゲットリスト(デフォルト)、ターゲットリスト(条件)、ターゲットリスト(類似)、ターゲットリスト(カスタム)のいずれかを組み合わせて、広告を配信する対象ユーザーをグルーピングしたリストです。
ターゲットリスト(組み合わせ)の例
4.ターゲットリスト(類似)
※新しい広告管理ツールでは「類似リスト」と表示します。
ターゲットリスト(デフォルト)のユーザー、またはターゲットリスト(条件)、ターゲットリスト(カスタム)のユーザーと、ウェブ上の行動履歴が類似しているユーザーを抽出したリストです。
ターゲットリスト(類似)を利用することで、広告主様のサイトに未訪問の類似ユーザーへのターゲティングが可能となります。
ターゲットリスト(類似)の概念
ターゲットリスト(類似)は、類似ユーザー抽出の基となるターゲットリストに含まれる過去の訪問ユーザーと、Yahoo! JAPAN内における行動履歴を基に解析を行い、ウェブ上の行動履歴が類似しているユーザーを抽出します。また、ターゲットリストのサイズを調整することで、基のターゲットリストとの類似度を調整できます。
ターゲットリスト(類似)は原則、基となるターゲットリストの過去28日間のユーザーサイズ(リーチ数)が100を超えた場合に、類似ユーザー数が蓄積されます。ただし、解析可能な行動履歴が少ない場合などはユーザーサイズ(リーチ数)が100を超えていても蓄積されないことがあります。
- ご注意
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- 基となるターゲットリストで初めてターゲットリスト(類似)を作成する場合、作成後約30日間をかけて徐々に類似ユーザーを蓄積します。また、キャンペーンや広告グループへの設定後、広告の配信開始まで2日ほどかかる場合があります。広告の配信予定日が決まっている場合は、早めにターゲットリスト(類似)を作成してください。
- 設定条件が同じで、訪問履歴の有効期間のみが異なるターゲットリストを基にターゲットリスト(類似)を複数作成しても、類似ユーザーは過去の訪問ユーザーを基に抽出されるため、結果的にターゲットリストに含まれる類似ユーザーは同じになります。
- ヒント
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- ターゲットリスト(類似)は、アカウント全体で100件まで作成できます。
- 1件のターゲットリストを基にして作成できるターゲットリスト(類似)は、最大10件です。なお、ターゲットリストのサイズが同一のターゲットリスト(類似)は作成できません。
- 組み合わせや類似のターゲットリストを基にしてターゲットリスト(類似)の作成はできません。
- ターゲットリスト(類似)には、類似ユーザー抽出の基となるターゲットリストのユーザーも含まれる場合があります。
- 基となるターゲットリストが同一でも、ターゲットリスト(類似)の作成時期によって、類似ユーザー数は変動する可能性があります。
- ターゲットリスト(類似)の基となるターゲットリストで条件が変更された場合、類似ユーザーもそれに合わせて更新されます。
- ターゲットリスト(類似)の類似ユーザーは、蓄積されてから30日間保持されます。
※上記仕様は今後のシステム最適化や処理遅延などにより予告なく変更となる可能性があります。
5.ターゲットリスト(カスタム)
※新しい広告管理ツールでは「カスタムリスト」と表示します。
ターゲットリスト(カスタム)は、広告主様が独自で蓄積、分析をして作成したユーザーのリストを、広告の配信対象として格納するためのリストです。ユーザーのリストはYahoo! DMPなどのデータ連携ツールを経由してディスプレイ広告に連携します。
ターゲットリスト(カスタム)を利用すると、以下のターゲティングが可能になります。
- 広告主様が独自で蓄積、分析をして作成したユーザーリストを対象としたターゲティング
カスタムリストを連携してターゲティングを行う - アプリ内で発生したイベント情報(アプリ内におけるユーザーのアクションなど)をもとにしたターゲティング
アプリのイベント情報をもとにターゲティングを行う
- ヒント
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- ターゲットリスト(カスタム)の作成上限数は、アカウント全体で100件です。
- ターゲットリスト(カスタム)の利用には、Yahoo! DMPなどのデータ連携ツールの導入が必要です。データ連携が可能なツールは、お客様サポートセンターまでお問い合わせください。
お問い合わせ先一覧
- ご注意
- Yahoo! DMP以外のツールを利用した場合、ディスプレイ広告に連携できるのはアプリユーザーのカスタムリストのみです。そのため、広告の配信先はアプリのみで、ウェブサイトへの配信はできません。また、ターゲットリスト(カスタム)と「参照元URL」「URL」の条件種別を指定したターゲットリスト(条件)をAND条件で組み合わせると広告が配信されません。
ターゲットリストの作成方法については、以下を参照してください。
ターゲットリストの作成とコピー(ディスプレイ広告(YDN))
ターゲットリストの作成(ディスプレイ広告(運用型))