オーディエンスリストとは
オーディエンスリストターゲティングとは、さまざまな種類のデータソース(オーディエンスソース)を基にしたオーディエンスリストを作成し、広告グループに設定することで、リストに含まれるユーザーに広告を配信(または配信除外)できる機能です。
本ヘルプでは、オーディエンスリストターゲティングを利用する際に作成が必要となるオーディエンスリストについて説明します。
オーディエンスリストとは
オーディエンスリストの作成上限数について
オーディエンスリストを作成する前に
オーディエンスリスト種別についてオーディエンスリストとは
広告の配信(または配信除外)対象としたいユーザーを蓄積したリストです。作成したオーディエンスリストを利用して、リストに含まれるユーザーに対して広告を配信(または配信除外)できます。
オーディエンスリストの種別については「オーディエンスリスト種別について」を参照してください。オーディエンスリストの作成上限数について
オーディエンスリストには以下の作成上限数が設けられています。
- 1アカウントにつき合計400件まで
件数のカウントにはデフォルトのオーディエンスリスト、およびMCCアカウントから共有されているオーディエンスリストも含みます。 - 1つのサイトリターゲティングタグタグとは、特殊な記法によってウェブサイト内に記述され、情報の意味づけや分類などに用いられる短い単語・フレーズなどを指します。Yahoo!広告には、サイトに訪問したインターネットユーザーが購入や問い合わせなどの成果に至った件数を測定するコンバージョンタグや、サイトへの過去の訪問履歴をもとに広告を配信するサイトリターゲティングタグなどのタグがあります。また、それらのタグを一元管理できる「Yahoo!タグマネージャー」というサービスもあります。に対して500件まで
件数のカウントには、タグを発行したアカウント(MCCアカウントまたは広告アカウント)で作成されたオーディエンスリストに加えて、共有するアカウントで組み合わせのオーディエンスリストに利用されているリストも含みます。
また、上記に加えて以下のオーディエンスリスト種別では、個別に作成上限数が設けられています。
- 類似ユーザー:100件まで
- カスタム:100件まで
オーディエンスリストを作成する前に
オーディエンスリストを作成するには、広告主様のデータソースをオーディエンスソースとして追加します。
このオーディエンスソースに基づいたデータを使い、オーディエンスリストを作成できます。
オーディエンスソースには以下の2種類があります。
- サイトリターゲティングタグ
- 顧客データファイル
なお、オーディエンスリスト種別によって、オーディエンスソースは異なります。
- ヒント
- オーディエンスソースの管理画面は、共有ライブラリー左サイドメニュー「オーディエンスソース」から表示できます。
- オーディエンスリストの利用には、サイトリターゲティングタグの取得が必要です。
サイトリターゲティングタグが未取得の場合は、オーディエンスソースの管理画面を開くとサイトリターゲティングタグの取得を促す画面が表示されます。タグの取得と同時に、オーディエンスソース「サイトリターゲティングタグ」が自動で作成されます。
- オーディエンスソースの管理画面は、共有ライブラリー左サイドメニュー「オーディエンスソース」から表示できます。
オーディエンスリスト種別について
オーディエンスリストには以下の種別があります。
条件
ウェブサイト訪問ユーザー
顧客データ
カスタム
類似ユーザー
組み合わせ
デフォルト
ヤフー提供(ディスプレイ広告(予約型)のみ)
オーディエンスリスト種別の選び方
広告の配信対象やデータの連携方法などによって、最適なオーディエンスリスト種別は異なります。
新規でオーディエンスリストを作成する際は、以下のフローチャートを参考にオーディエンスリスト種別を選択してください。
※画像をクリックすると拡大して表示します。
オーディエンスリスト種別ごとの詳細について
オーディエンスリスト種別ごとの詳細は以下をご確認ください。
条件
蓄積された以下のユーザーに対する任意の条件を指定して、対象を絞り込んだリストです。
- サイトリターゲティングタグを設置したサイトを訪問したユーザー
- アプリイベントで連携されたユーザー
「URL」「カスタムラベル」「参照元URLインターネットユーザーが、サイトリターゲティングタグ設置ページへアクセスする直前に、閲覧していたウェブページのURLです。ターゲットリスト作成の条件で参照元URLを利用すると、ユーザーが広告主様のサイトに訪問するルートに応じた広告の出し分けが可能になります。」などの条件を指定できます。
各条件の詳細は以下を参照してください。
- ヒント
- 条件のオーディエンスリストは今後提供終了予定です。ウェブサイト訪問ユーザーへ広告を配信する場合は、「条件」と同等の機能を持つ「ウェブサイト訪問ユーザー」のご利用をお勧めします。
なお、アプリのイベント情報をもとにしたターゲティングを設定する場合は、引き続き「条件」をご利用ください。詳細は「アプリのイベント情報をもとに広告を配信する」を参照してください。
ウェブサイト訪問ユーザー
過去に広告主様のウェブサイトを訪問したユーザーのオーディエンスリストです。
サイトリターゲティングタグを広告主様のウェブサイトに設置することで、ウェブサイトを訪問したユーザーをリストに蓄積します。
条件のオーディエンスリストと同様に、「URL」「カスタムラベル」「参照元URL」などの条件を指定して、対象の絞り込みが可能です。
なお、「イベント種別アプリのイベント情報(アプリ内の行動)をもとにしたターゲティングで、対象とするターゲットリストに設定できる条件の1つです。「インストール」や「商品の購入」などが選択できます。
さらに詳しく」は指定できません。
各条件の詳細は以下を参照してください。
顧客データ
広告主様が独自で蓄積、分析を行って作成したユーザーのリストを格納するためのオーディエンスリストです。
ユーザーのリスト(顧客データファイル)を広告管理ツールやYahoo!広告 ディスプレイ広告 APIからインポートあらかじめキャンペーンや広告などの設定をまとめたファイルをアップロードし、複数のキャンペーンや広告などの操作を一括で実施することです。広告などを大量に作成、変更する場合に便利です。することで、リストを作成できます。
詳細は以下を参照してください。
データをインポートして顧客データのオーディエンスリストを作成する
任意のユーザー識別子をインポートしてオーディエンスリストを作成する
カスタム
広告主様が独自で蓄積、分析を行って作成したユーザーのリストと、データ連携ツールから連携されたリストを格納するためのオーディエンスリストです。
連携するデータの種類によって異なりますが、ユーザーのリストは広告管理ツールやデータ連携ツール、Yahoo!広告 ディスプレイ広告API経由で連携します。
- ヒント
- カスタムのオーディエンスリストは今後提供終了予定です。顧客データをインポートしてオーディエンスリストを作成する場合は「カスタム」と同等の機能を持つ「顧客データ」のご利用をお勧めします。なお、データ連携ツールを利用する場合は引き続き「カスタム」をご利用ください。
詳細は以下を参照してください。
- データをインポートして顧客データのオーディエンスリストを作成する
- 任意のユーザー識別子をインポートしてオーディエンスリストを作成する
- データ連携ツールで顧客データを連携してオーディエンスリストを作成する
類似ユーザー
基となるオーディエンスリストのユーザーと行動履歴が類似しているユーザーのリストです。
Yahoo! JAPAN内における行動履歴を基に解析して、基となるオーディエンスリストのユーザーに、ウェブ上の行動履歴が類似しているユーザーを類似ユーザーとして抽出します。
基となるオーディエンスリストの種別は、以下のいずれかに限られます。
- 条件
- ウェブサイト訪問ユーザー
- 顧客データ
- カスタム
- デフォルト
- ご注意
- 類似ユーザーは、基となるオーディエンスリストの過去28日間のユーザーサイズが100を超えた場合に蓄積されますが、解析可能な行動履歴が少ない場合などは、ユーザーサイズが100を超えていても蓄積されないことがあります。
なお、基となるオーディエンスリストが顧客データ(またはカスタム)の場合、顧客データをインポートした日から28日を超えると、基となるリストを参照している類似ユーザーのユーザーサイズは0件となります。これを回避するには、前回のインポートから28日以内にデータの再インポートを行ってください。 - キャンペーンや広告グループへの設定後、広告の配信開始まで2日ほどかかる場合があります。広告の配信予定日が決まっている場合は、早めにオーディエンスリストを作成してください。
- 類似ユーザーは過去の訪問ユーザーを基に抽出されます。設定条件が同じで、訪問履歴の有効期間のみが異なるオーディエンスリストを基に類似リストを複数作成した場合、結果的にオーディエンスリストに含まれる類似ユーザーは同じになります。
- 類似ユーザーは、基となるオーディエンスリストの過去28日間のユーザーサイズが100を超えた場合に蓄積されますが、解析可能な行動履歴が少ない場合などは、ユーザーサイズが100を超えていても蓄積されないことがあります。
- ヒント
- 1件のオーディエンスリストを基にして作成できる類似ユーザーのオーディエンスリストは、最大10件です。
- 作成した類似ユーザーのオーディエンスリストには、基となるオーディエンスリストのユーザーも含まれる場合があります。
- 基となるオーディエンスリストが同一でも、作成時期によって類似ユーザー数は変動する可能性があります。
- 基となるオーディエンスリストで条件が変更された場合、類似ユーザーもそれに合わせて更新されます。
- 類似ユーザーは、最新のデータのみ保持されます。
- オーディエンスリストの作成、編集時に「類似ユーザーの拡張範囲」を調整することで、基のオーディエンスリストとの類似度をどこまで拡張するかの調整ができます。
- 1つのオーディエンスリストを基にして「類似ユーザーの拡張範囲」の値が同じリストは作成できません。
組み合わせ
以下のオーディエンスリストを組み合わせて作成するリストです。
- デフォルト
- 条件
- ウェブサイト訪問ユーザー
- 類似ユーザー
- カスタム
- 顧客データ
デフォルト
2021年11月23日以前にサイトリターゲティングタグを発行した場合、自動で作成されていたオーディエンスリストです。現在は作成されません。
デフォルトのオーディエンスリストには以下のユーザーが含まれます。
- サイトリターゲティングタグを設置したサイトを訪問したユーザー
- アプリイベントで連携されたユーザー
- ヒント
- デフォルトのオーディエンスリストは、今後提供終了予定です。デフォルトのオーディエンスリストと同等のリストを作成する場合は以下の設定でオーディエンスリストを作成してください。
- オーディエンスリスト種別:「ウェブサイト訪問ユーザー」または「条件」
- 条件:「条件を設定しない」を選択
ヤフー提供(ディスプレイ広告(予約型)のみ)
ヤフーから提供するオーディエンスリストです。全アカウント共通で利用できます。
イベントや季節の行事などトレンドにあわせたターゲティングや、市場のニーズは高いがオーディエンスカテゴリーではとらえきれない興味関心、ユーザー属性ターゲティングを利用できます。オーディエンスリスト(ヤフー提供)はディスプレイ広告(予約型)の対象商品でのみ利用できます。ディスプレイ広告(予約型)の各商品詳細をご確認ください。
また、リストの詳細については以下の一覧で参照してください。
オーディエンスリスト(ヤフー提供)一覧(ダウンロード)
オーディエンスリスト (ヤフー提供)を利用するには、対象商品のキャンペーン作成(予約)時に、「ターゲティング」の「オーディエンスリスト」で使用したいリストを選択します。そのリストの種別が「ヤフー提供」であるかは、各リストの「i」アイコンをクリックすると確認できます。
キャンペーン作成について詳しくは「予約型のキャンペーンを作成する(予約する) 」を参照してください。