オフラインコンバージョンのインポートあらかじめキャンペーンや広告などの設定をまとめたファイルをアップロードし、複数のキャンペーンや広告などの操作を一括で実施することです。広告などを大量に作成、変更する場合に便利です。機能を利用して、オフラインコンバージョンを計測する場合、設定方法は以下のとおりです。同概要は、「オフラインコンバージョンのインポート機能とは」を参照してください。
設定の流れ
- 「自動タグタグとは、特殊な記法によってウェブサイト内に記述され、情報の意味づけや分類などに用いられる短い単語・フレーズなどを指します。Yahoo!広告には、サイトに訪問したインターネットユーザーが購入や問い合わせなどの成果に至った件数を測定するコンバージョンタグや、サイトへの過去の訪問履歴をもとに広告を配信するサイトリターゲティングタグなどのタグがあります。また、それらのタグを一元管理できる「Yahoo!タグマネージャー」というサービスもあります。設定」が「設定する」であることを確認します。
検索広告では、自動タグ設定が「設定する」の場合に付与される「YCLID」を利用してオフラインコンバージョンを計測します。自動タグ設定が「設定する」であることを確認してください。
自動タグ設定の詳細は、「コンバージョン測定の補完機能について」を参照してください。 - コンバージョン測定の新規設定を行います。
専用のコンバージョン測定の新規設定を行います。詳細な手順は「コンバージョン測定の新規設定(インポート)」を参照してください。
※コンバージョン測定を新規設定して数時間後に、「4」のコンバージョンデータのインポートが可能になります。 - ウェブサイト上でYCLIDを保存できるようにサイトを修正します。
YCLIDは、インターネットユーザーが広告をクリックした際、最初に遷移するURLに付与されるパラメータです。検索広告をクリックした場合のYCLIDは、「YSS」から始まる英数字の文字列を指します。ウェブサイト上に設置した申し込みフォーム・問い合わせフォームなどで、ユーザーが入力した見込み客情報のデータと合わせてYCLIDが保存できるように、お客様のウェブサイトを修正します。
操作の一例については、「YCLIDを取得するためのウェブサイトの修正例」を参照してください。 - コンバージョンのデータを集計します。
顧客管理データベースなどを利用して、オフラインで発生したコンバージョンのデータを集計します。ウェブサイト上で保存したYCLID、コンバージョンの発生日時、1コンバージョンあたりの価値(任意)を集計してください。
※集計自体は、お客様ご自身の仕組みを利用してください。
- 例

- コンバージョンのデータを広告管理ツールにインポートします。
3.で集計したコンバージョンのデータをテンプレートに入力し、広告管理ツールにインポートします。
詳細な手順は「コンバージョンデータをインポートする」を参照してください。
※1日1回コンバージョンのデータのインポートを行っていただくのが理想です。 - 自動入札機能の設定を行います。
2.で指定した計測期間の経過後に、自動入札設定を行います。
自動入札タイプは、「広告費用対効果の目標値」や「コンバージョン単価の目標値」など、利用する目的に応じて設定してください。
自動入札タイプ「広告費用対効果の目標値」を設定することで、オンラインとオフラインをまたいでコンバージョンのポイントを複数設定している場合に、各コンバージョンの価値の違いを考慮しながら、全体の価値を最大化できるように入札価格が自動的に調整されます。
自動入札設定については「自動入札とは」を参照してください。
YCLIDを取得するためのウェブサイトの修正例
ウェブサイトの修正例として、「ウェブサイト上で取得したYCLIDをローカルストレージに保存し、申し込みフォーム・問い合わせフォームでユーザーが入力した見込み客情報のデータとあわせてYCLIDを送信する」方法を説明します。
なお、以下に記載したコードは実装例であり、具体的な記述内容はYahoo! JAPANのサポート対象外です。
操作手順
- YCLIDを取得するスクリプトを以下のサンプルを参考にして記述します。スクリプトはウェブサイト上のすべてのページに設定してください。 なお、スクリプトを記述する際は、計測するコンバージョンの期間やお客様のフォームの設定にあわせて以下の行を編集してください。
- 「var expiryPeriod = 90 * 24 * 60 * 60 * 1000; // 保持するYCLIDの有効期限。単位はミリ秒です。記載例では90日です。」
- 「var yclidFormFields = ['yclid_field']; // フォーム項目を指定します。YCLIDを入れる項目のIDを入力してください。複数フォームがある場合はカンマで区切ってYCLIDを入れる項目のIDすべてを入力してください。」
- <script>
function getParam(p) {
var match = RegExp('[?&]' + p + '=([^&]*)').exec(window.location.search);
return match && decodeURIComponent(match[1].replace(/+/g, ' '));
}
function getExpiryRecord(value) {
var expiryPeriod = 90 * 24 * 60 * 60 * 1000; // 保持するYCLIDの有効期限。単位はミリ秒です。記載例では90日です。
var expiryDate = new Date().getTime() + expiryPeriod;
return {
value: value,
expiryDate: expiryDate
};
}
function addYclid() {
var yclidParam = getParam('yclid');
var yclidFormFields = ['yclid_field']; // フォーム項目を指定します。YCLIDを入れる項目のIDを入力してください。複数フォームがある場合はカンマで区切ってYCLIDを入れる項目のIDすべてを入力してください。
var yclidRecord = null;
var currYclidFormField = [];
yclidFormFields.forEach(function (field) {
if (document.getElementById(field)) {
var field_obj = document.getElementById(field);
currYclidFormField.push(field_obj);
}
});
if (yclidParam) {
yclidRecord = getExpiryRecord(yclidParam);
localStorage.setItem('yclid', JSON.stringify(yclidRecord));
}
var yclid = yclidRecord || JSON.parse(localStorage.getItem('yclid'));
var isYclidValid = yclid && new Date().getTime() < yclid.expiryDate;
currYclidFormField.forEach(function (field_obj) {
if (field_obj && isYclidValid) {
field_obj.value = yclid.value;
}
});
}
window.addEventListener('load', addYclid);
</script>
- オフラインでコンバージョンを計測するウェブサイト上に設置した申し込みフォーム・問い合わせフォームに取得したYCLIDを見込み客情報のデータとあわせて送信するための項目を設置します。
以下はフォームへのYCLIDを保存する項目の追加例です。<input type="hidden">で始まる行を<form>タグの間に追加します。
- 「id="yclid_field"」の「yclid_field」部分は、手順1で編集した「yclid_field」と一致させる必要があります。
- 「name」部分は、任意で指定可能です。
- <form action="" name="myForm">
Name: <input type="text" name="name">
<!-- idはYCLIDの取得スクリプトで指定のフォーム項目IDと一致させる必要があります。nameは任意で指定可能です。 -->
<input type="hidden" id="yclid_field" name="yclid_field_name" value="">
<input type="submit" value="Submit Form" name="btnSubmit">
</form>
- CRMなどの顧客管理データベースで、申し込みフォーム・問い合わせフォームから送信されたYCLIDを保存できるように設定を変更します。 具体的な内容についてはシステムの管理者にご相談ください。
ウェブサイトで保存したYCLIDのうちコンバージョンしたデータをインポートするには、以下のページを参照してください。
コンバージョンデータをインポートする