データをインポートして顧客データのオーディエンスリストを作成する
ディスプレイ広告では、広告主様が保有している顧客データのファイルをアップロードして、オーディエンスリストにインポートあらかじめキャンペーンや広告などの設定をまとめたファイルをアップロードし、複数のキャンペーンや広告などの操作を一括で実施することです。広告などを大量に作成、変更する場合に便利です。できます。インポートしたデータは、Yahoo! JAPANの登録データと照合し、オーディエンスリストとして広告配信に利用できます。
顧客データをインポートしたオーディエンスリストを利用すると、既存の顧客や資料請求などを行った興味関心の高いユーザーへの配信が可能です。また、自社サイトへの訪問がないユーザーへもアプローチできます。
インポートできる顧客データは以下のとおりです。
- アプリ用広告識別子(IDFAまたはAAID)
- メールアドレス
メールアドレスはハッシュ化していないデータ、ハッシュ化したデータのいずれも利用可能です。
なお、ハッシュ化する際はSHA-256アルゴリズムを使用してハッシュ化を行ってください(ハッシュ化については弊社のサポート対象外です)。
なお、ハッシュ化していないメールアドレスはご利用のパソコン上で SHA256 アルゴリズムを使ってハッシュ化されてから、弊社サーバーに送られます。
- ご注意
- ソルト値を使ってハッシュ化したメールアドレスは利用できなくなりました。ソルト値なしでハッシュ化したメールアドレス、もしくは、ハッシュ化していないメールアドレスをご利用ください。
- Yahoo!広告 APIをご利用の場合、ハッシュ化していないメールアドレスはインポートできないため、ハッシュ化したメールアドレスをご利用ください。
- アプリ用広告識別子 (IDFA、AAID) をインポートする際は、その時点で対象の顧客がオプトアウトしていないことを確認してください。オプトアウトしていた場合は、過去に取得したアプリ用広告識別子であってもインポートしないでください。
- ヒント
- データ連携ツールを利用してデータ連携を実施している場合は、引き続きデータ連携ツールをご利用ください。詳細は「データ連携ツールで顧客データを連携してオーディエンスリストを作成する」を参照してください。
- 任意のユーザー識別子をインポートする場合は「任意のユーザー識別子をインポートしてオーディエンスリストを作成する」を参照してください。
- 顧客データをインポートしたオーディエンスリストを作成済みにもかかわらず、ユーザーサイズが0のまま蓄積されない場合は、以下のページを参照してください。
顧客データのオーディエンスリストにデータをインポートしてもユーザーサイズが0のままで蓄積されません。
アップロードファイルの形式
オーディエンスリストにインポートするデータのアップロードファイルは、以下の形式で用意してください。
ファイル形式 |
|
文字コード | UTF-8(BOMなし)、Shift-JIS ※ファイルには半角英数記号以外は含まない |
改行コード | LF、CRLF |
ファイルサイズの上限 | 200MBまで |
データ数 |
|
データのサンプル
以下のリンクをクリックすると、各種データのサンプルが文字列で参照できます。
※サンプルはそのままご利用になれません。アップロードファイルを用意する際は広告主様が保有している顧客データの値を入力してください。
- IDFA:idfa.txt
- AAID:aaid.txt
- ハッシュ化したメールアドレス:hashed_mailadress.txt
データをインポートして顧客データのオーディエンスリストを作成する
「アップロードファイルの形式」を参照して、インポートするデータのアップロードファイルを作成してください。
- ご注意
- ユーザーサイズは配信可能なおおよそのユーザー数です。アップロードファイルのデータ数ではありません。
- 作成したオーディエンスリストのユーザーサイズは、デフォルトのオーディエンスリストに含まれません。
- ユーザーサイズは、ステータスが「データ取り込み完了」になった後、反映までに数時間かかる場合があります。
- インポートしたデータ数が少ない場合、リーチ数(配信対象者数)を確保できません。
- インポートしたデータのダウンロードはできません。
連携データの有効期間について
オーディエンスリスト作成、編集画面の「連携データの有効期間」項目にて、リストに連携したデータの有効期間を1~60日の間で設定できます。
設定から広告配信のイメージ
_ | アクション | リストのリーチ数 | 広告配信の状況 |
---|---|---|---|
2018/9/1 |
| 3,000 | 配信開始 |
2018/9/10 | - | 3,000 | 配信中 |
2018/9/11 | - | 0 ※有効期間10日が経過したため | 配信終了 |
- ヒント
- 「連携データの有効期間」は、リストデータの連携が完了してから最大60日です。
インポート完了から60日経過した後も同じデータを利用する場合は、データを再インポートしてください。
なお、類似ユーザーの基となるオーディエンスリストを作成する目的で顧客データのリストを作成した場合、インポートした日から28日を超えると類似ユーザーのユーザーサイズは0件となります(類似ユーザーは基となるリストの過去28日間のユーザーサイズが100を超えた場合に蓄積されるため)。これを回避するには前回のインポートから28日以内にデータの再インポートを行ってください。 - リストデータの連携が完了してから60日以内であれば、有効期間の変更は可能です。なお、以下の例のような設定変更を行った場合、広告は配信されなくなりますのでご注意ください。
- 例
- 10/1:リストデータの連携完了(有効期間50日)
10/15:有効期間を「10日」に変更
- オーディエンスリストの作成手順については以下のページをご確認ください。
オーディエンスリストの作成
- 「連携データの有効期間」は、リストデータの連携が完了してから最大60日です。
既存のオーディエンスリストにデータを追加でインポートする
同じオーディエンスリストに対して、追加でデータをインポートできます。
- 「連携データの有効期間」に設定した期間内にデータを追加でインポートしないと配信できなくなりますので、データは定期的に更新することをおすすめします。「連携データの有効期間」の詳細は、「連携データの有効期間について」を参照してください。
- 追加インポートを行う場合、異なる連携データタイプを追加することが可能です。
- 例
- 新規アップロード:IDFAでアップロード(ユーザーA、ユーザーB)
追加アップロード:AAIDでアップロード(ユーザーA、ユーザーC)
この場合、最新のオーディエンスリストには「ユーザーA」、「ユーザーB」、「ユーザーC」のデータが含まれます。
ただし、「ユーザーB」は追加アップロードの際に更新されていないため、新規アップロード時に設定した有効期限を過ぎると当該オーディエンスリストには含まれません。