コンバージョン測定とは、お客様の出稿した広告をクリックしたインターネットユーザーが、お客様のサイトで商品購入、サイト登録、コンテンツ購読、メールマガジン登録などの成果となる行動(コンバージョン)を完了したかをトラッキングし、コンバージョン数、コンバージョン率、コンバージョンの価値などを算出する効果測定機能です。
ウェブサイト上でコンバージョンを測定する場合は、お客様のサイトの行動完了ページに、コンバージョン測定タグを設置する必要があります。タグ設置後に訪問者が行動完了ページに到達したタイミングで、コンバージョンが発生します。
訪問者のブラウザーのCookie情報をもとに、その訪問者がお客様の出稿した広告をクリックしたかをチェックし、計測期間(7日間~90日間)内にクリックの履歴があれば、有効なコンバージョンとしてカウントします。
コンバージョン数などの測定データは、広告管理ツールから確認できます。詳細は、「コンバージョン測定データの確認方法」を参照してください。
コンバージョン測定で設置が必要なタグの詳細は「コンバージョン測定で必要なタグについて」を参照してください。
コンバージョン測定タグの設定
コンバージョン測定タグを取得し、行動完了ページ(注文完了ページ、登録完了ページなど)に設置する手順は、以下のとおりです。
なおコンバージョン測定タグは、1アカウントにつき1000件まで発行できます。
※動画を再生する広告のコンバージョン測定については、「動画再生後に発生したコンバージョンの測定」を参照してください。
操作手順
- 新しい広告管理ツールの右上にあるスパナ型アイコンをクリックします。
- 表示されるメニューから、「共有ライブラリー」欄の「コンバージョン測定」をクリックします。

- 「コンバージョン測定」画面で「コンバージョン設定を作成」ボタンを押します。

- 以下の各項目を入力します。

・コンバージョン名(必須):
コンバージョン設定を識別する名称を100文字以内(全角・半角とも1文字に計上)で入力します。測定の目的や測定タグの設定条件などから、識別しやすいコンバージョン名を入力してください。
- ご注意
- アカウント内で同一のコンバージョン名は設定できません。
・コンバージョン種別(必須):
ウェブサイト上にてコンバージョンを測定する場合、「ウェブ」を選択します。アプリのインストール(コンバージョン)測定を行う場合は「アプリ」を選択します。
※これ以後は「ウェブ」を選択した場合の入力項目について説明します。
「アプリ」を選択した場合の手順と詳細は、「アプリのインストール(コンバージョン)測定を新規設定する」を参照してください。
・コンバージョン測定の目的:
コンバージョン測定を行う目的を、以下より選択します。
-未設定:新規設定画面の表示時に選択されています。このままでも設定はできますが、以下のいずれかの目的を選ぶことをおすすめします。
-購入/販売:商品の注文やサービスへのお申し込みなど、販売につながる行動の測定
-お申し込み:会員やメールマガジンの登録などの測定
-販売促進:資料請求やサービス、商品に関する問い合わせなどを測定
-主要なページの閲覧:重要なページなど特定ページの閲覧数を測定
-その他:上記に当てはまらない場合
・計測期間(必須):
コンバージョンの計測期間(広告のクリックからコンバージョンが発生するまでの日数)を、7~90日間の範囲で、半角数字で入力します。以下の例を参考に、広告の対象とする商品やサービスに適した期間を設定してください。
例1 新発売のアイスの広告。広告を見てから短期間でコンビニエンスストアやスーパーで購入するケースを想定し、10日間に設定。
例2 新築マンションの広告。高額かつ商品性質的に検討期間が長いため、90日間に設定。
・計測期間(動画視聴):
動画を配信する広告を利用可能な場合のみ表示される項目です。動画の視聴からコンバージョンが発生するまでの日数を、1~30日間の範囲で、半角数字で入力します。初期設定は「1」です。
・計測方法:
「毎回」と「初回のみ」のいずれかを選択します。「初回のみ」を選択すると、ユニークコンバージョン数(同一訪問者による複数のコンバージョンを排除した数)を取得できます。
・コンバージョン列に含める:
この設定で測定するコンバージョンを、自動入札(コンバージョン単価の目標値)に利用するかを選択します。
「含める」を選択すると、自動入札に利用します。
「含めない」を選択すると、自動入札には利用しません。
なお「含めない」を選択した場合、キャンペーンなどの「全てのコンバージョン数」の項目には数値が計上されますが、「コンバージョン数」の項目には数値が計上されません。
・1コンバージョンあたりの価値:
1コンバージョンあたりの価値を半角数字10文字以内で入力できます。入力は任意です。
-1コンバージョンあたりの価値が固定値の場合:
固定金額を入力することで、コンバージョンの価値をレポートなどで確認できます。
-コンバージョンごとに価値が異なる場合:
任意の金額を入力します。
コンバージョン測定タグを取得後、異なる価値を取得できるようにタグを変更することで、コンバージョンの価値の計測が可能になります。設定方法は、「コンバージョン測定タグの高度な設定」を参照してください。
- 「作成」ボタンを押します。
コンバージョン測定タグが作成され、コンバージョン測定の一覧に表示されます。
- サイトに設定するコンバージョン名の「タグを表示」をクリックします。

- タグ表示画面から必要なタグをコピーし、ウェブサイトに設置します。
コンバージョン測定に必要なタグを、ウェブサイトの各ページのHTMLソース内に設置します。設置するタグは、以下のとおりです。
・サイトジェネラルタグとコンバージョン測定補完機能タグ
「サイトジェネラルタグとコンバージョン測定補完機能タグを設置する」を選択して表示されるタグを、ウェブサイト内の全ページに設置します。
全ページのHTML内、<HEAD>タグの開始直後に設置してください。なお、サイトジェネラルタグとコンバージョン測定補完機能タグは、アカウント内で共通です。
サイトジェネラルタグとコンバージョン測定補完機能タグについて、詳しくは以下のヘルプを参照してください。
サイトジェネラルタグについて
コンバージョン測定の補完機能について

・コンバージョン測定タグ
タグ表示画面をスクロールして、コンバージョン測定タグをコピーしてください。タグは「購入完了ページ」や「登録完了ページ」など、コンバージョンを測定するページに設置します。
設置する場所は、サイトジェネラルタグとコンバージョン測定補完機能タグを設置した箇所より後にする必要があります。かつ、タグ内、またはコンバージョンアクションのタイミングの箇所に設置してください。

- コンバージョン測定タグを貼り付けたファイルを保存し、ウェブサーバーにアップロードします。
- ご注意
-
- コンバージョン測定タグを設置すると、1x1ピクセルの透過gif画像がウェブサイトに表示されます。デザインに影響のない範囲で利用してください。
- コンバージョン測定タグが適切に機能しているかを確認するには、ご自身で広告をクリックしてコンバージョンの発生を確認するか、実際のコンバージョンの発生をお待ちください。なお、コンバージョン測定タグ設置後、データが表示されるまでに時間がかかることがあります。
Yahoo!タグマネージャーでのご利用も可能です。Yahoo!タグマネージャーの詳細とご利用方法は、以下のページを参照してください。
Yahoo!タグマネージャー公式サイト
Yahoo!タグマネージャーでタグを管理する
<パラメータの種類>
コンバージョン測定タグには、いくつかのパラメータが含まれています。
「yahoo_ydn_conv_io」および「yahoo_ydn_conv_label」の値は固定のため、変更できません。その他のパラメータは、お客様が任意で値を設定できます。基本的には初期状態のままで問題ありませんが、必要に応じてご利用ください。
(1)yahoo_ydn_conv_io
お客様のアカウント専用の値です。絶対に変更しないでください。
(2)yahoo_ydn_conv_label
タグを識別するための項目です。絶対に変更しないでください。
なお、YDNの旧形式タグ(2014年9月に提供終了)から自動的に移行されたタグの場合は、空欄となります。
(3)yahoo_ydn_conv_transaction_id
動的な取引管理番号を発行している場合、その値を設定することで、取引完了ページを複数回リロード(再読み込み)した際の重複カウントを正確に排除できます。また、同一ユーザーが複数回有効なコンバージョンを発生させた場合も、正確にカウントできます。
※この値を設定していない場合でも、同一ユーザーの5分以内のリロードはコンバージョンとしてカウントされません。
値を設定する場合は、64bytesを超えない範囲で、かつ前後にスペースが入らないように入力してください。
(4)yahoo_ydn_conv_value
1コンバージョンあたりの価値です。タグの設定時に「1コンバージョンあたりの価値」に入力した数字が設定されています。