広告テストで効果の高い広告を作成する
「広告テスト」は、広告の運用/改善を進める上で重要な施策の1つです。
広告テストとは
広告テストを実施する際のポイント
広告テストの実施期間と実施回数について広告テストとは
一定期間の間に検索を行ったインターネットユーザーに対して、複数パターンの広告を配信し、いずれの広告がもっともクリック率が高かったのか、コンバージョンにつながったのかなどを検証するための比較テストです。
広告テストの結果は、効果の高い広告を把握・決定するための指標にできます。
広告テストを活用し、効果の高い広告を掲載することで、クリック率(CTR)広告の表示回数に対して、広告がクリックされた割合です。クリック数÷インプレッション数×100で算出します。たとえば、100回表示された広告のクリック数が25回の場合、CTRは25%になります。の上昇や、広告の品質の向上、また平均CPC(クリック単価)Cost Per Clickの略です。広告が1回クリックされるごとに、かかるコストのことです。を下げる効果が期待できます。
- ヒント
- 検索広告はテキスト広告のため、広告文のパターンを複数用意することで容易に、かつ何度も広告テストを実施できます。そのため、広告テストにより広告を改善しやすい特徴があります。
広告テストを実施する際のポイント
- 訴求ポイント別に複数の広告を作成する
商品やサービスを訴求するポイントは複数あります。どのポイントを広告で訴求するのが効果的かを、広告テストで確認します。- 訴求ポイントの例
- 価格(今なら○○%オフ)
- 品質(上質の○○を使用)
- 特典(初回限定で○○プレゼント)
- 安心(○○のプロがサポートします)
- スピード(翌日お届け可能)
- 表現が異なる複数の広告文(タイトル広告掲載面に表示される広告の一部で、広告の文頭として、説明文、表示URL等とセットで表示されます。、説明文)を作成する
効果の高い訴求ポイントが確認できたら、次に複数の広告文(タイトル、説明文)のパターンを用意し、どのような文言を使うと効果的かを確認します。- テストパターンの分け方の例
- タイトルのみ変更する。
- 説明文のみ変更する。
- 広告文で使われている言葉は変えずに、言葉の前後を入れ替える。
- ヒント
- テストするパターンは、変更箇所を1箇所に絞って用意しましょう。
複数箇所の文言を同時に変更してしまうと、「どのキーワードをどこに入れると効果的だったか?」などの判断が難しくなります。
広告テストの実施期間と実施回数について
広告テストを実施する期間は?
広告主様の扱う商品やサービスによって広告テストの期間は異なります。曜日やシーズナリティ(年末年始、ゴールデンウィーク、クリスマスなどの外部的な要因)の影響を考慮して、広告テストの期間を設けてください。過去の実績をもとに、十分な表示回数(インプレッション数広告が表示された回数を指します。広告が4回表示された場合、インプレッション数は「4」です。)が確保できる期間を設定しましょう。
広告テストは1回実施すればよいのか?
広告テストは継続的に繰り返し実施することをおすすめします。
広告テストにより、ユーザーにとってより魅力的な広告文に改善されることで、クリック数広告掲載面に表示された広告がクリックされた回数のことです。の増加が見込めるため、結果的に広告の品質向上が期待できます。
広告の品質向上により期待できる効果は、「広告の品質について‐「広告の品質」が与える影響」を参照してください。