自動入札とは
自動入札とは、キャンペーンの種類や広告掲載の目的に応じて、適正な入札価格を自動的に調整する機能です。過去の実績や予測値をもとに、目標とする指標に合わせてキーワードの入札価格が自動的に調整されます。
※掲載結果については必ずしも保証されるものではありません。自動入札タイプについて
自動入札の学習期間
自動入札で使われるシグナル
各種ターゲティングによる入札価格調整率の適用について
自動入札を利用するには自動入札タイプについて
自動入札は、目的に合わせて以下の自動入札タイプからいずれかを選んで設定します。各自動入札タイプの詳細や制限事項は、それぞれのリンク先を参照してください。
目的 自動入札タイプ名 概要 サイトアクセスを増やしたい クリック数の最大化 予算内でクリック数広告掲載面に表示された広告がクリックされた回数のことです。を最大化するよう入札価格を自動調整 予算を最大限に使ってコンバージョンを増やしたい コンバージョン数の最大化 予算内でコンバージョン数を最大化するよう入札価格を自動調整 コンバージョン単価を一定に保ちつつ、コンバージョン数は増やしたい コンバージョン単価の目標値 目標とするコンバージョン単価でコンバージョンを最大限に獲得するように入札価格を自動調整
※標準入札設定では、「コンバージョン数の最大化」のオプションとして設定可能です(任意)。コンバージョン(広告経由の購入や登録、資料請求など)の件数を増やしたい 拡張クリック単価 クリックがコンバージョンにつながる可能性に基づき、手動で設定した入札価格を基準とし、コンバージョン数が最大化するように入札価格を自動調整 認知度を上げたい ページ最上部掲載 目標とする割合で検索結果のページ最上部に広告が表示されるよう入札価格を自動調整 予算を最大限に使って価値の高いコンバージョンを獲得したい コンバージョン価値の最大化 ※現在は未提供。今後提供予定。
キャンペーンで最も価値の高いコンバージョンを獲得できるよう入札単価を自動調整コンバージョンごとに異なる価値を加味しながら、目標とする広告費用対効果を達成する 広告費用対効果の目標値 目標とする平均広告費用対効果(ROAS)を維持しながら、できるだけ多くのコンバージョン価値を獲得するように入札価格を自動調整
※標準入札設定では、「コンバージョン価値の最大化」のオプションとして設定可能です(現在は設定必須。今後任意に変更予定)。自動入札の学習期間
自動入札では、設定した目的に対して、システムが安定的な効果を発揮するまでに一定の学習期間が必要です。学習期間中は広告の配信結果に変動が発生します。
また、配信が安定してからも最適化の精度が向上していく可能性が高いため、ある程度長い期間をおいてから、パフォーマンスを評価することをおすすめします。なお、学習期間は自動入札の新規設定時の他に、以下の場合においても発生します。
- 自動入札やコンバージョン設定が変更された場合
- キャンペーン、広告グループ、キーワードが新規追加された場合
自動入札で使われるシグナル
自動入札では広告オークションが行われるたびに、シグナル(利用デバイス、地域、時間帯など)を考慮し、入札価格が最適化されます。リアルタイム性のあるシグナルを使うことでより効果の高い自動入札を実現します。
自動入札で使われるシグナルは以下のとおりです。
- デバイス
インターネットユーザーの使用デバイス(PC・スマートフォン・タブレット)- 所在地
インターネットユーザーの所在地- 地域への関心
検索キーワードに含まれる地域や、インターネットユーザーが関心を持っていると思われる地域- 曜日・時間帯
- ターゲットリスト
広告主様が作成したターゲットリスト広告の配信対象(または除外対象)ユーザーを蓄積したリストです。
さらに詳しく(検索広告)
さらに詳しく(ディスプレイ広告)をもとに、リストに登録されてからの経過時間などを考慮して最適化- 広告の特性
スマートフォン向けアプリかどうかなど、広告の特性ごとにコンバージョンに至る可能性の高さを考慮して最適化- ブラウザー
インターネットユーザーが利用しているブラウザー- OS
インターネットユーザーが利用しているOS- 実際に検索されたキーワード
インターネットユーザーが実際に利用した検索クエリーインターネットユーザーが検索したキーワードのことを「検索クエリー」と呼びます。どのキーワードで広告が引き当てられたかは、検索クエリーレポートで確認できます。レポートを参考に、キーワードのマッチタイプを調整したり、対象外キーワードを設定して不要な語句での広告表示を防いだりすることが可能です。
- ヒント
- 自動入札タイプ「ページ最上部掲載」のみ、入札価格の最適化にシグナルを使用しません。オークションランク広告の掲載順位を決定する要素です。広告の入札価格と広告の品質に基づいて算出されます。
さらに詳しく(検索広告)
さらに詳しく(ディスプレイ広告)に基づいて決められる広告の掲載順位広告が掲載面に表示される順位です。広告の掲載順位は、オークションランクに基づいて決定します。
さらに詳しくなどをもとに、「広告が表示される可能性のあった回数」のうち目標とする割合で検索結果ページの最上部に広告が表示されるよう入札価格が最適化されます。各種ターゲティングによる入札価格調整率の適用について
自動入札が適用されている場合、各種ターゲティングによる入札価格調整率が、一部無効になります(ターゲティング自体は有効です)。詳細は、以下のとおりです。
_ デバイスごとの入札価格調整率 地域ターゲティング入札価格調整率 曜日・時間帯ターゲティング入札価格調整率 ターゲットリスト入札価格調整率 クリック数の最大化 有効有効 有効 有効 コンバージョン数の最大化 無効※「引き下げ率:100%」
に設定した場合のみ有効となり、
該当のデバイスには広告配信しない。無効 無効 無効 ページ最上部掲載 無効
※「引き下げ率:100%」
に設定した場合のみ有効となり、
該当のデバイスには広告配信しない。無効 無効 無効 コンバージョン単価の目標値 有効
※調整率は「入札価格」ではなく「コンバージョン単価の目標値」に適用される。無効 無効 無効 広告費用対効果の目標値 無効※「引き下げ率:100%」
に設定した場合のみ有効となり、
該当のデバイスには広告配信しない。無効 無効 無効 自動入札を利用するには
「標準入札設定」「ポートフォリオ入札設定検索広告のキャンペーンの目的に応じて入札価格を自動的に調整する機能(自動入札)のうち、アカウント単位で入札方法を作成し、複数のキャンペーンに対して一括設定できるものです。
さらに詳しく」のどちらを選択するかにより、設定方法が異なります。
入札設定の詳細は、「キャンペーンにおける入札方法の設定について」を参照してください。
ポートフォリオ入札の設定方法については、「ポートフォリオ入札設定をあらかじめ作成、設定する」を参照してください。自動入札をキャンペーンに設定すると、自動入札を利用した広告配信を開始できます。
- ご注意
- 自動入札を設定しているキャンペーンでは、キーワード個別の入札価格を設定できない場合があります。
- 自動入札を設定しているキャンペーンにおいて、広告グループ、またはキーワードの入札価格や設定内容を変更した場合、一時的に広告グループ、またはキーワードの入札価格が適用されます。また、変更後に配信設定をオフにした場合は、掲載再開時に一時的に広告グループ、キーワードの入札価格が適用されます。
- 自動入札を設定した場合、広告表示の最適化の設定で「最適化しない」を選択しても、広告の配信時には「最適化して配信」が適用されます。
- 自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」は、「標準設定」のみで設定可能です。「ポートフォリオ入札設定」は利用できません。