コンバージョン測定の新規設定(電話発信)
電話発信コンバージョンは、検索広告の広告を経由してサイトを訪問したユーザーが、電話発信用リンクをタップ、またはクリックした件数を測定するものです。Cookie情報を基に訪問者が電話発信用リンクをタップ、またはクリックしたかをチェックし、計測期間以内にタップ、またはクリックの履歴があれば有効なコンバージョンとしてカウントします。ただし、訪問者のブラウザーがCookieを受け入れる設定となっている必要があります。
電話発信コンバージョンは、お客様のサイト内に「コンバージョン測定タグタグとは、特殊な記法によってウェブサイト内に記述され、情報の意味づけや分類などに用いられる短い単語・フレーズなどを指します。Yahoo!広告には、サイトに訪問したインターネットユーザーが購入や問い合わせなどの成果に至った件数を測定するコンバージョンタグや、サイトへの過去の訪問履歴をもとに広告を配信するサイトリターゲティングタグなどのタグがあります。また、それらのタグを一元管理できる「Yahoo!タグマネージャー」というサービスもあります。」と「オンクリックイベントタグ」を設置して測定します。
- ヒント
- 「オンクリックイベント」とは、ユーザーのタップまたはクリックに対して、登録しているプログラムを実行するイベント(JavaScriptを利用する際にユーザーの操作に対して動作する属性)のことです。
- 電話発信コンバージョンでは、電話発信の有無に関係なく、電話発信用リンクのタップ、またはクリックがコンバージョンとして計上されます。そのため、該当広告の作成時に、スマートフォンに優先的に配信される「優先デバイスアプリダウンロード用広告の場合
スマートフォンに限定して広告を配信するための設定です。同一広告グループ内に「優先デバイス」を設定している広告と「優先デバイス」を設定していない広告が存在する場合、スマートフォンには「優先デバイス」を設定している広告が優先的に配信されます。
広告表示オプションの場合
スマートフォンへ優先的に広告を配信するための設定です。テキスト補足オプション、クイックリンクオプション、カテゴリ補足オプションで設定が可能です。」の設定を行うことをおすすめします。
スマートフォンに優先的に広告を配信する - コンバージョン測定は、ウェブページ・電話発信・アプリダウンロード・インポートあらかじめキャンペーンや広告などの設定をまとめたファイルをアップロードし、複数のキャンペーンや広告などの操作を一括で実施することです。広告などを大量に作成、変更する場合に便利です。のすべてをあわせて1,000件まで設定可能です。
- 2018年7月5日以降に新規設定したコンバージョン測定では、デバイス(端末)をまたいで発生したコンバージョンが測定されます。機能の詳細は「デバイス(端末)をまたいだコンバージョン測定」を参照してください。
- ご注意
- コンバージョン測定の設定変更は、管理権限広告管理ツールを利用するための権限の一つです。アカウントに対して全ての操作が可能で、資金管理、キャンペーンや広告グループの作成や編集、ユーザーの管理や参照などを実施できます。
さらに詳しく、登録更新権限広告管理ツールを利用するための権限の一つです。アカウントに対して、登録・編集が行える権限です。入札価格の変更、キャンペーンや広告グループの編集、広告の作成・削除などが可能です。キャンペーンの管理や広告運用などを行う利用者に対して付与します。のユーザーのみ可能です。 - JavaScriptを利用しないウェブページのコンバージョンは測定できません。
- 同一ページ内に、複数の電話発信のコンバージョン測定タグは設定できません。
- お客様のウェブサイト上における、コンバージョン測定タグとオンクリックイベントタグの動作と管理に関しては、ウェブサイト所有者の責任の範囲内で行ってください。
- コンバージョン測定の設定変更は、管理権限広告管理ツールを利用するための権限の一つです。アカウントに対して全ての操作が可能で、資金管理、キャンペーンや広告グループの作成や編集、ユーザーの管理や参照などを実施できます。
なお、Yahoo!タグマネージャーでのご利用も可能です。Yahoo!タグマネージャーの詳細とご利用方法については、以下の公式サイトおよびヘルプを参照してください。
Yahoo!タグマネージャー公式サイト
Yahoo!タグマネージャーでタグを管理する
コンバージョン測定(電話発信)の新規設定方法
コンバージョン測定タグには、「従来版」と「リニューアル版」の2種類があります。リニューアル版のコンバージョン測定タグは、従来版のタグよりもブラウザーなどの環境の影響を受けにくい新しいフォーマットです。
コンバージョン測定で設置が必要なタグの詳細は「コンバージョン測定で必要なタグについて」を参照してください。
電話発信の「コンバージョン測定タグ」および「オンクリックイベントタグ」の作成と設置は、以下の手順で行います。
操作手順
- 広告管理ツールの「検索広告」タブをクリックします。
- 「ツール」タブの矢印(▼)をクリックして、プルダウンメニューから「コンバージョン測定」をクリックします。
または「ツール」タブをクリックし、「ツール一覧」画面で「コンバージョン測定」をクリックします。
- 「コンバージョン測定」タブを選択します。
- 「コンバージョン設定」画面で「コンバージョン測定の新規設定」ボタンを押します。
- コンバージョン測定の新規設定画面が表示されます。
- 「コンバージョン名」を入力します。
測定の目的や測定タグの設定条件などに合わせて、全半角問わず100文字以内で任意の名称を設定します。コンバージョン測定の実績値を確認する際に識別しやすい名称を設定することをおすすめします。- ヒント
アカウント内で同一のコンバージョン名は設定できません。なお、任意の名称を入力しない場合は、入力欄に表示された名称がコンバージョン名として設定されます。
- 「コンバージョン種別」を選択します。
プルダウンメニューで「電話発信」を選択します。 - 「コンバージョン測定の目的」を選択します。
詳細は「「コンバージョン測定の目的」について」を参照してください。 - 「計測方法」を選択します。
計測方法を「初回のみ」もしくは「毎回」から選択します。
・初回のみ:広告クリックを行ったブラウザーで計測期間内に発生した最初のコンバージョンのみを計測します。
・毎回:広告クリックを行ったブラウザーで計測期間内に発生したコンバージョンを毎回計測します。- ご注意
- 「計測方法」の初期設定値は「毎回」です。2016年11月24日にコンバージョン測定に追加された「計測方法」で「初回のみ」を設定した場合でも、11月23日以前の「コンバージョン数」および「すべてのコンバージョン数」に表示される数値は「毎回」として計測された数値です。
- 「自動入札への利用」を選択します。
このコンバージョン設定で発生するコンバージョンを、コンバージョン数を用いた自動入札に利用するかどうかを選択します。この設定は、自動入札を利用する際コンバージョン数から特定のコンバージョンを「除外」することを目的としています。
例えば、ある商品について2通り(「カートに入れる」「購入」など)のコンバージョンを測定したいが、「購入」のコンバージョン単価に基づいた自動入札を行いたい場合、以下のように設定してください。
・「カートに入れる」のコンバージョン設定:自動入札への利用「しない」
・「購入」のコンバージョン設定:自動入札への利用「する」- ご注意
- 自動入札への利用「する」を選択した場合も、自動入札の利用は必須ではありません。
- 「コンバージョン単価の目標値」「広告費用対効果の目標値」および「拡張クリック単価コンバージョンをできるだけ多く獲得できるよう、キーワードの入札価格を自動的に調整する機能です。キャンペーンまたは広告グループの入札方法で「手動入札:個別クリック単価」を選択し、「拡張クリック単価」を設定することで利用できます。」のいずれかを選択している場合は、以下の点にご注意ください。
- 該当のキャンペーンに適した「コンバージョン設定」において、「自動入札への利用」を1つ以上「する」に設定してください。
- 「自動入札への利用」をすべて「しない」に設定している場合、自動入札の精度に悪影響を及ぼし、コンバージョン数が伸びない、または広告が配信されない可能性があります。
入札方法の詳細は、「キャンペーンにおける入札方法の設定について」を参照してください。
- 該当のキャンペーンに適した「コンバージョン設定」において、「自動入札への利用」を1つ以上「する」に設定してください。
- 自動入札への利用「しない」を選択した場合、キャンペーンなどの「すべてのコンバージョン数」の項目には数値が計上されますが、「コンバージョン数」の項目には数値が計上されません。
自動入札設定については、以下のページを参照してください。
自動入札設定とは
自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」 - 「計測期間」を入力します。
コンバージョン測定では、広告1回のクリックに対し、任意で設定した計測期間内に発生したコンバージョンを計測します。取り扱う商材に応じて、コンバージョン測定の計測期間を1~90日で設定してください。
※計測期間は7日以上にすることをおすすめします。期間が短いと、計測されるコンバージョンが大幅に減少する可能性があります。- 例
- 扱っている商材が自動車など高額な商材の場合、ユーザーが購入を検討しコンバージョンに至るまで1カ月以上かかる可能性があります。そのような場合、計測期間を最大の90日に設定しておくことで、1カ月以上検討したユーザーのコンバージョンも測定が可能です。
- 「1コンバージョンあたりの価値」を入力します(任意)。
1コンバージョンあたりの金銭的価値(売上金額)を半角数字13文字以内で入力します。- ヒント
・本項目を設定することで、売上金額をレポートなどで確認できます。
・コンバージョンごとに売上金額が異なる場合は、任意の金額を入力してコンバージョン測定タグを取得後、売上金額を取得できるようにタグを変更することで、売上金額の計測が可能です。設定方法は「コンバージョン測定タグの高度な設定」で確認できます。
- 「保存してタグを取得」ボタンを押します。
作成したコンバージョン設定の情報が保存されます。 - 同じ画面の「コンバージョン測定タグ」の「タグを表示」をクリックします。
- コンバージョン測定タグをコピーします。
<リニューアル版>
15-1.画面上部の切り替えボタンで「リニューアル版」を選択します。
15-2.「コンバージョン測定補完機能」の利用について、ラジオボタンを選択します。
15-3. 「サイトジェネラルタグ・コンバージョン測定補完機能」の「ソースコードをクリップボードにコピー」をクリックし、タグをコピーします。
・コンバージョン測定補完機能を利用する場合のコード例:
「サイトジェネラルタグ」+「コンバージョン測定補完機能タグ」
・コンバージョン測定補完機能タグを利用しない場合のコード例:
「サイトジェネラルタグ」- ヒント
- 「サイトジェネラルタグ」「コンバージョン測定の補完機能」の詳細は、以下のページを参照してください。
サイトジェネラルタグについて
コンバージョン測定の補完機能について
15-4.コピーしたタグをウェブサイトに設置します。
コンバージョン測定補完機能タグ」の利用の有無に関わらず、コピーしたタグは「ウェブサイト内の全ページの<HEAD>タグ開始直後」に設置してください。
15-5.「コンバージョン測定タグ」の「ソースコードをクリップボードにコピー」をクリックし、タグをコピーします。
・コンバージョン測定タグのコード例:
15-6. コピーしたタグをコンバージョンを測定するウェブサイトの「購入完了ページ」や「登録完了ページ」などに追加します。
挿入位置は「設置済みのサイトジェネラルタグより後(<BODY>内も可)」または「コンバージョンアクションのタイミング」です。<従来版>
15-1.画面上部の切り替えボタンで「従来版」を選択します。
15-2. 「コンバージョン測定タグ」の「ソースコードをクリップボードにコピー」をクリックし、タグをコピーします。
・コンバージョン測定タグのコード例
15-3.コピーしたタグを、コンバージョンを測定するウェブページの<body>と</body>の間に設置します。- ヒント
コンバージョン測定タグを設置すると1×1ピクセルの透過gifがウェブページに表示されるため、デザインに影響のない範囲で利用してください。
- ご注意
1つのウェブページに、複数の電話発信コンバージョン測定タグを貼り付けないでください。
- お客様のウェブページに合わせてオンクリックイベントタグを作成します。
電話発信用のリンクのタイプにあわせてオンクリックイベントタグを作成します。 - 作成した「オンクリックイベントタグ」を、手順15でコンバージョン測定タグを挿入したウェブページに設置します。挿入位置は、<body>と</body>の間で、電話発信用のリンクを表示したい場所です。
- ヒント
・同一ページ内にある複数の電話発信用リンクに対して、オンクリックイベントタグを設置することは可能ですが、コンバージョン数はそれら複数のリンクの合算となります。
・電話発信用のリンクが既にウェブサイトに設定されている場合、オンクリックイベントタグを埋め込む際に書き換えが必要になることがあります。
- 「コンバージョン測定タグ」と「オンクリックイベントタグ」を貼り付けたファイルを保存し、ウェブサーバーにアップロードします。
16.オンクリックイベントタグの作成(テキストリンクの場合) [操作手順16に戻る]
サンプルタグの該当部分をそれぞれ以下の内容に置き換えます。
サンプルタグ:
<a href="#" onclick="yahoo_report_conversion('tel:03-XXXX-XXXX')">電話をかける</a>
置き換える内容:
サンプルタグの該当部分 | 置き換える内容> |
---|---|
03-XXXX-XXXX | 電話発信コンバージョン測定を行う電話番号 |
電話をかける | ハイパーリンクで表示するテキスト |
16.オンクリックイベントタグの作成(画像リンクの場合) [操作手順16に戻る]
サンプルタグの該当部分をそれぞれ以下の内容に置き換えます。
サンプルタグ:
<img src="./image_phone_call.jpg" alt="Call:03-XXXX-XXXX" width="32" height="32" onclick="yahoo_report_conversion('tel:03-XXXX-XXXX')"></img>
置き換える内容:
サンプルタグの該当部分 | 置き換える内容 |
---|---|
./image_phone_call.jpg | 実際のボタン画像のファイル名 |
03-XXXX-XXXX | 電話発信コンバージョン測定を行う電話番号 |
- ヒント
タグ内に記載されているwidth="32" height="32" はスマートフォンに適したボタン画像ファイルの推奨サイズです。
16.オンクリックイベントタグの作成(ボタンリンクの場合) [操作手順16に戻る]
サンプルタグの該当部分をそれぞれ以下の内容に置き換えます。
サンプルタグ:
<button onclick="yahoo_report_conversion('tel:03-XXXX-XXXX')">発信(03-XXXX-XXXX)</button>
置き換える内容:
サンプルタグの該当部分 | 置き換える内容 |
---|---|
03-XXXX-XXXX | 電話発信コンバージョン測定を行う電話番号 |
発信(03-XXXX-XXXX) | ボタン内に表示するテキスト |
- ご注意
設定したコンバージョン測定が適切に機能しているかを確認するには、ご自身で広告をクリックしてコンバージョンの発生を確認するか、実際のコンバージョンの発生をお待ちください。なお、コンバージョン測定タグ設置後、データが表示されるまでに時間がかかることがあります。
他社の電話発信コンバージョンとの併用について
検索広告の電話発信コンバージョンと、他社の電話発信コンバージョンは、以下の「タグの記載例」のようにオンクリックイベント処理を併記することで、同一ページで併用できます。
タグの記載例:
<a href="#" onclick="yahoo_report_conversion(); xxxxxxxxxxxxxx('tel:03-XXXX-XXXX');" >電話をかける</a>
※太字部分(xxxxxxxxxxxxxx)は、他社のオンクリックイベント処理を記載します。
- ヒント
- 他社の電話発信コンバージョンと併用する場合、検索広告のオンクリックイベント処理と、他社のオンクリックイベント処理の双方に電話番号を記載すると、2回発信してしまう可能性があります。そのため、電話番号はどちらか一方の処理にのみ記載してください。
- 併用する他社のオンクリックイベントタグの仕様により、電話発信コンバージョンが測定できない場合があります。そのため、他社の電話発信コンバージョンとの併用については、動作の保証はいたしかねます。