アカウント移管時の注意点
※「ディスプレイ広告(予約型)」は、代理店契約を締結しているお客様のみに提供している広告です。
アクティブアカウント移管の手続きに関して、移管対象アカウントの支払い方法の違いによる注意点や、移管前後の期間の制限事項などを説明します。
- ヒント
- アカウント移管の対象となる情報や手続きの流れについては、「アカウントを移管する」を参照してください。
また、「アクティブアカウント移管を利用可能な条件」もあわせてご確認ください。
広告の配信について
Yahoo! JAPANビジネスIDについて
MCCアカウントについて
ディスプレイ広告(予約型)について
ターゲットリスト、オーディエンスリスト共有について
Yahoo!タグマネージャーについて
キャンペーンエディター・Yahoo!広告 APIについて
請求について
返金について
後払いのアカウント予算について
前払いのアカウント残高について
明細について
広告の配信について
移管元、移管先いずれかのお支払い方法が「前払い」の場合、配信停止期間が発生します。
- 移管日の前月末日に自動で配信が停止されます。
移管完了後は、移管先企業にてアカウントの配信設定「オン」への変更、および入金・アカウント予算の変更を行ってください。 - 移管元、移管先のお支払い方法がどちらも「後払い」の場合、移管前のアカウント予算が引き継がれるため配信停止期間は発生しません。
- 配信停止にあわせて、クレジットカードからの自動入金設定が解除されます。
- ご注意
- 配信停止期間に配信設定を変更した場合は、移管が中止になります。
- 移管元のお支払い方法が「前払い」の場合、移管日0時から移管完了までの間に自動入金設定をオンに変更、またはアカウントへの入金を行うと移管が中止になります。
12月1日を移管日とする場合の広告配信の例
Yahoo! JAPANビジネスIDについて
Yahoo! JAPANビジネスIDYahoo! JAPANが提供する企業向けのサービスやツールを利用するためのIDです。Yahoo!広告でもYahoo! JAPANビジネスIDを利用し、広告管理ツールへのログインなどを行います。は、移管できません。
移管元企業の持つYahoo! JAPANビジネスIDは、移管完了後からは参照権限広告管理ツールを利用するための権限の一つです。アカウントに対して参照のみを行える権限です。レポートやクリック数などのパフォーマンスデータや掲載内容を参照するユーザーに対して付与します。キーワードや広告の作成、入札価格の設定などは行えません。でアクセス可能ですが、移管月の月末(その月の最終日)に順次権限が解除されます。
また、アカウントへの招待によって付与された第三者企業のYahoo! JAPANビジネスIDがある場合、その利用権限は、移管日に解除されます。
MCCアカウントについて
MCCアカウントは移管できません。MCCアカウント配下へのアカウント移管も行えません。
ただし、MCCアカウント配下にあるアカウントを、MCCアカウントに属さない通常の広告アカウントとして移管することは可能です。
以下の移管パターンをご確認ください。
MCCアカウントに関連しない移管や、MCCアカウント配下からの移管は可能
- ご注意
MCCアカウント配下にある広告アカウントを移管した場合、移管してもMCCアカウントとの関連付け(アカウントリンク)は解除されません。
移管完了後に、移管対象アカウントから広告管理ツールの「権限管理」でアカウントリンクの有無を確認可能です。アカウントリンクの継続/解除については、移管先企業の責任においてご判断をお願いします。
なお、移管後にアカウントリンクをそのまま継続することも可能ですが、その場合はMCCアカウントの所有企業から広告アカウントの情報が一部参照可能ですのでご注意ください。アカウントリンクの解除方法は、「アカウントリンクを解除する」を参照してください。
MCCアカウントは移管不可
MCCアカウント配下への移管は不可
ディスプレイ広告(予約型)について
移管元にてディスプレイ広告(予約型)の利用がある場合、移管対象のアカウントが以下のケースに該当する場合は移管できません。
- 移管日が予約型キャンペーンの配信期間内に含まれる場合
- キャンセル料が確定していない予約型キャンペーンがある場合
- 移管後に配信予定の予約型キャンペーンがあり、移管先企業では予約型を利用できない場合
- 移管後に配信予定の予約型キャンペーンがあり、移管元企業と移管先企業で契約プラン(自社出稿/代理出稿)に違いがある場合
- 移管後に配信予定の予約型キャンペーンがあり、移管元、または移管先にお支払い方法が前払いの企業が含まれる場合
- 一部企業に限定して提供されている予約型の商品について、移管元企業と移管先企業で利用状況に違いがある場合
※なお、配信済み・キャンセル済みのキャンペーンは、移管時に広告管理ツールから削除されます。
ターゲットリスト、オーディエンスリスト共有について
複数アカウントでターゲットリスト広告の配信対象(または除外対象)ユーザーを蓄積したリストです。
さらに詳しく(検索広告)
さらに詳しく(ディスプレイ広告)または、オーディエンスリスト共有を行うアカウントの移管については、対象サービスによって移管仕様が異なります。
■検索広告
ターゲットリストグループに関連付けられているアカウントは全て移管対象とする必要があり、関連付けられているアカウントを一部だけ移管することはできません。
ターゲットリストグループ自体も移管されます。
■ディスプレイ広告
オーディエンスリストの共有を行っている一部のアカウントのみの移管は可能です。
※リスト共有はMCCアカウントによる関連付けで行われます。
※移管先企業のMCCアカウントでリスト共有を行う場合は、移管先で新しいMCCアカウントを作成してください。
※リスト共有を行っている広告アカウント全てを移管することは可能ですが、MCCアカウント自体は移管できません。詳細は「MCCアカウントについて」の項目を参照してください。
Yahoo!タグマネージャーについて
対象アカウントに関連付けられているYahoo!タグタグとは、特殊な記法によってウェブサイト内に記述され、情報の意味づけや分類などに用いられる短い単語・フレーズなどを指します。Yahoo!広告には、サイトに訪問したインターネットユーザーが購入や問い合わせなどの成果に至った件数を測定するコンバージョンタグや、サイトへの過去の訪問履歴をもとに広告を配信するサイトリターゲティングタグなどのタグがあります。また、それらのタグを一元管理できる「Yahoo!タグマネージャー」というサービスもあります。マネージャーのサイト情報(登録したウェブサイトの情報)、およびサイト情報に関連付けられているアカウントは全て移管対象とする必要があります。
- 移管後は、移管先企業のみがアクセス可能です。
- 移管先でYahoo!タグマネージャーを利用していない場合は、アカウント移管は行えません。
キャンペーンエディター・Yahoo!広告 APIについて
移管後、移管先企業はキャンペーンエディターおよびYahoo!広告 APIを利用してアクセスが可能になります。
移管元企業は、移管完了後からはキャンペーンエディターおよびYahoo!広告 APIを利用して参照権限でのアクセスが可能ですが、移管月の月末(その月の最終日)に順次権限が解除されます。
なお、Yahoo!広告 APIでは、移管後に移管先企業から移管元のアプリを認可し、トークンを発行することで、移管から1カ月経過後も引き続き移管元企業からアカウントへのアクセスが可能になります。
※ツール提供会社と移管元および移管先企業の間の契約やデータ移管に関しては、当アカウント移管の手続きの対象外です。ツール提供会社にご確認ください。
※Yahoo!プロモーション広告APIは2020年12月でシステム終了しました。今後はYahoo!広告 APIの利用をご検討ください。詳細は以下を参照してください。
Yahoo!広告 API DeveloperCenter スタートアップガイド
請求について
移管日の0:00から移管実施完了の時間までにかかったコストは移管先への請求となります。
返金について
移管前のコストに対して発生した返金・補填については、発生したタイミングのアカウント所有者に返金します。
返金のタイミングが移管前→移管元企業
返金のタイミングが移管後→移管先企業
後払いのアカウント予算について
移管元・移管先がどちらも後払いの場合、アカウント予算は引き継がれます。
移管元が後払い、移管先が前払いの場合、移管完了後に入金していただく必要があります。
移管元が前払い、移管先が後払いの場合、移管時に自動でアカウント予算の最低金額(3,000円)を設定します。移管完了後に予算変更をしてください。
前払いのアカウント残高について
移管元が前払いの場合、移管時点のアカウント残高は移管元の銀行口座、またはクレジットカードに返金されます。移管後の月末に自動的に処理されるため、お客様からの返金依頼は不要です。
※返金依頼以外の流れは、通常のアカウント残高の返金と同じです。返金先などの詳細は「広告アカウント解約に伴う返金、アカウント残高の返金の手続きについて」を参照してください。
明細について
- 支払い方法が前払いのアカウントを後払いのアカウントに移管した場合、移管後の明細に以下の項目が表示されます。
- 前払い用の項目「前月からの繰越額」
- 移管時に自動設定した予算が「当月の最大広告料金:3000円」と表示される
- 以下の明細情報やダウンロードデータは移管されないため、移管先企業からは前月の情報を確認できません。
- 月次利用明細
- 入金/返金明細、クレジットカードの取引明細アカウントへの出入金情報を閲覧できるレポートです。取引明細では、過去36カ月分のデータを確認でき、CSVでのダウンロードもできます。
さらに詳しく - アカウント情報ダウンロード
- ディスプレイ広告:アカウント別の利用情報(利用料金、手数料など)
- 検索広告:アカウント別の設定情報や実績値
- 「クレジットカードの取引明細」では、移管元・移管先いずれもその企業が登録したクレジットカードの情報が確認できます。
移管完了後1カ月経過し、移管元のYahoo! JAPANビジネスIDで対象アカウントへアクセスが不可となった後も、移管元企業が登録したクレジットカードの取引明細は参照できます。そのため、移管元企業の「入金/返金明細」と「クレジットカードの取引明細」を比較すると内容に差異が生じる場合があります。 - 移管元企業の「入金/返金明細」には、移管完了後も、対象アカウントの移管前の情報が表示されます。表示されるのは移管元企業による入金/返金操作のみです。他企業による入金/返金操作は表示されません。